2013-01-01から1年間の記事一覧

書評委員の役得

読売新聞の書評委員になって二年目を迎えました。政治学者、経済学者、社会学者、宇宙物理学者、ユーラシア史家、比較文学者、万葉学者、西洋美術史家、作家、女優、漫画家、ノンフィクション作家、評論家、エッセイスト、などのいろいろな肩書きのなかでも…

畠山重篤 森川海の<書評>

森は海の恋人 牡蠣の森を慕う会 畠山重篤 <書評>『栄養学を拓いた巨人たち』 杉晴夫・著講談社ブルーバックス 940円 ◇すぎ・はるお=1933年生まれ。帝京大名誉教授。筋収縮の現役研究者。著書に『筋肉はふしぎ』。 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(…

「カキセリ」

カキの美味しい食べ方は?と問われれば、迷うことなく「そのまま生でどうぞ!」と答えます。でも、生ガキが苦手な方も多いですよね。そんな時にお奨めするのは、何と言っても「カキの味噌炊き」です。 剥きたてカキのむき身を軽く真水で洗い流し、薄手の鍋に…

カキの森書房より

カキの森書房では、絵本に季節のラッピングを施して、みなさまのお手元へ大切にお届けします(無料)。プレゼントにもどうぞ!(写真:ラッピング例)※箱詰めでのお届けは、三冊以上のご注文からとなります。二冊までのご注文で箱詰めをご希望の場合は、送料…

「カキじいさんとしげぼう」ポルトガル語版が出版されました!

カキの森書房(水山養殖場)より絵本「カキじいさんとしげぼう」ポルトガル語版【vovô Ostra e Shiguebô】が出版されました! 8月末にはスペイン語版が完成、出版予定です!日本語版、英語版、フランス語版、ロシア語版、ポルトガル語版、スペイン語版。ご…

2013/4/8

昨日からの強烈な時化と雨で今日の舞根湾は、、、抹茶ミルク。(4/8)

水山養殖場 水山カキ、活ほたての一般販売を再開いたします!

4月9日より水山牡蠣、活ほたての一般販売を再開いたします! お求めはホームページ http://mizuyama-oyster-farm.com/ (4月9日更新)より。 FAXでのご注文も承ります。 2011年3月11日。東日本大震災の大津波により、当養殖場は工場、船舶、養殖…

2013/3/28

春。 春の霞と麗らかな陽気におんちゃんだぢも汗が流れます。 津波で潮に浸かった海抜十数メートルの庭先にも、今年は花が咲いた。(舞根) 春。海霧。種牡蠣を挟む綱を切る。(舞根湾)

東日本大震災復興祈念チャリティーコンサートのご案内

東日本大震災復興祈念チャリティーコンサートのご案内です。 パンフレットPDF:img-327170034-0001.pdf 日本舞踊 (尾上墨雪、尾上菊之丞) 〜木造船は海に浮かぶ森であった〜 ヴァイオリン独奏 (天満敦子) 〜片時も忘れず、思いを寄せていこう〜 和楽器オーケ…

第一回「おすばで!舞根キッチン」を開催しました!(第38回復興サポーターズ活動)

第一回「おすばで!舞根キッチン」を開催しました!(第38回復興サポーターズ活動) 初めての試みでしたが、参加者の皆さんのご協力で、思いのほか(笑)、楽しくとても充実したイベントとなりました!地元の食材を自分たちで集め、地元のレシピで、地元のおば…

第一回「おすばで 舞根キッチン」メニュー決定!(第38回復興サポーターズ活動)

第38回復興サポーターズ活動から開催を予定している「おすばで 舞根キッチン」!「おすばで」とはこの地方の方言で「酒の肴」の意で、海辺の仮設工場を借りた料理教室を水山養殖場 復興サポーターズ活動に組み込んで、毎月もしくは隔月で開催します。先生は…

舞根湾 56年間の地形変化と人の営み

私達の故郷、舞根湾の56年間の変化。五十年前は海だったところを埋め立てて人が住み、震災によって地盤が沈んでまた海に。五十年前はカキ養殖イカダは少なく、徐々に増え、消えて、また新たに。たった50年ほどの時間の経過の中に、地形と人間の生活の変…

「森は海の恋人」を生活の場へ  「特定非営利活動法人ピースネイチャーラボ」のご紹介

震災前、私達の舞根湾には52軒の家族の笑顔と笑い声が響いていました。今は、山裾に3軒、高台に3軒。湾沿いの海辺からは生活のすべてが消え去ってしまいました。両腕で抱きかかえるような形をした私たちの舞根湾の懐は、いわば「空っぽ」になってしまい…

カキじいさんのブルターニュ紀行 【番外編 トリニテの「いいね!」】 

<<< ラ・トリニテ=シュル=メールの「いいね!」 >>>【いいね!その1】「カキ養殖場のブラック・ラブラドールレトリバー、カオス君」 10歳の老犬カオス君は、このカキ養殖場のマスコットドッグ。養殖場の中でのんびり昼寝から目が覚めて、私達に愛想…

『カキじいさんのブルターニュ紀行 (カキを愛するひとびと〜ラ・トリニテ=シュル=メール編〜)』

カルナックを後にして、車で西へ走ること20分ほど。北へ延びる細長い湾奥に、次に見せていただくカキの養殖場がありました。 とても穏やかで、その湾の形から私達にはどこか懐かしい感じのする風景です。ラ・トリニテ=シュル=メール(La Trinite-sur-Mer)…

第38回(3/16)、第39回(4/20)復興サポーターズ活動の募集を開始!

第38回(3/16)、第39回(4/20)復興サポーターズ活動の募集を開始いたしました。 第38回詳細 http://mizuyama-oyster-farm.com/%2713-03supporters-information.html 第39回詳細 http://mizuyama-oyster-farm.com/%2713-04supporters-information.html <<…

畠山重篤 森川海の<書評>

森は海の恋人 牡蠣の森を慕う会 畠山重篤 <書評>『本のなかの旅』 湯川豊・著文藝春秋/ 1470円ゆかわ・ゆたか=1938年生まれ。文芸春秋退社後、東海大教授などを歴任。『須賀敦子を読む』で読売文学賞。 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)書…

森は海の恋人を「自然に」「豊かに」そして「美味しく」。

森は海の恋人を「自然に」「豊かに」そして「美味しく」。舞根湾の森里海工房(食品工房)より『森のクッティー(ビスコッティ) + ピースコーヒー(フェアトレード・コーヒー)』セット、只今予約受付中!予約お申し込みはこちら! ⇒ http://p.tl/-Jrb と…

「カキじいさんとしげぼう」を置いて下さっているお店のご紹介です。

「カキじいさんとしげぼう」を置いて下さっているお店のご紹介です。 小規模店舗や雑貨、小物、カフェなどで取り扱っていただく場合はご希望に応じて、舞根湾の広葉樹の板で制作した「カキの森書房」看板をお送りしています。いろんなところに心の森「カキの…

「カキの森書房」より「カキじいさんとしげぼう」(各国語版)お取扱い店募集のお知らせ

<<カキの森書房よりお知らせ>>カキの森書房(水山養殖場内)では現在、「カキじいさんとしげぼう」(日本語、英語、フランス語、ロシア語各国語版)(文・畠山重篤、絵・徳田秀雄)の書店への客注販売を承っております。(継続的なお取引をご検討いただ…

2013/1/31

震災前は広い干潟が広がっていた舞根湾奥も、大地震の地盤沈下で1メートルほど深くなり、今は潮が引いても海底が現れることはありません。二本の舞根川がそそぐこの汽水域は、毎年春に天然のアサリが湧くほどたくさん取れ、多くの潮干狩りの人たちでごった…

2013/1/31

牡蠣で花束を(笑)。少しずつ雪解けの水が入り、春の気配の海の中で、貝先をすくすくと伸ばす牡蠣。触るとハラハラと崩れてしまう、危うく脆い、でも美しい牡蠣の「新芽」です。皆さんにはどう見えるかな?

2013/1/30

牡蠣は貝先を伸ばしはじめ、ホヤぼーやもゆっくりと、すくすく。今日も風は冷たいが、海の中は、静かに春の気配。

2013/01/19

久しぶりの外出で、お世話になっている岩手県一関市の酒蔵「世嬉の一」(せきのいち)の蔵元レストランを訪ねました。蔵造のレストランの他、絶品の地酒(生酒がおすすめ!)、カフェや地ビール製造販売、『若菜集』の時期に一ノ関に滞在していた若き日の島崎藤…

2013/01/18

カキを運ぶトラックを山からキツネが見送ってくれました。タヌキやシカや白鳥も来たけれど、キツネは久しぶりだなあ。ぴょこん、ぴょこんと振り向きながらその場に留まってこちらを眺めています。寒かろう、寒かろう。今日もカキ剥きだ。

2013/01/17

今朝の冷え込みも仮設から浜に通うおばちゃん達には「おっかねえ」もの。昼には緩んでお日様があったかい。朝六時過ぎに車でつるつるに凍った峠を越えてやって来る、運転の苦手なおばちゃん。恐る恐る無事に浜に車を止めると、待っていた他のおばちゃんだぢ…

2012/12/16 @tweet

明けの明星と仲良く揺れる、この頃の眉の月。おんちゃん達が牡蠣揚げに海へ出だあどの仮設工場の灯りと並んで、何だがとっても凛々しいんだなあ。海がら湯気があがるほど海の上は寒んむいげんとも、やっぱりこういう朝がつづぐのがほんとに嬉しいんだなあ。…

2012/12/31(大晦日の願い)

「仮設さ神棚ねえがらっさ、何にも用意するものねくて、楽でいいのっさ!、、、」って、カギむぎながら笑うおばちゃんだぢに、早ぐ前のような慌ただしい正月ば迎えでもらいてえのっさ。来年も、その次の年も、その次の、、、って、何年先になるが分がんねえ…

2013/01/14

凍てつく朝の舞根湾に白鳥の親子が、気持ちよさそうに佇んでいました。海から揚げてきたカキを一緒に洗いながら、おんちゃんに聞いたら、「その昔は二十羽ぐれえ毎年来ったんだげんとも、最近はほとんど来ねえようになったなあ。津波のあどになってまだ来る…

舞根湾の「唄い込み」が戻ってきました。

津波の前、毎年1月15日のどんと祭の夜には舞根の湾に子供たちの歌い上げる「大漁唄い込み」が響き渡っていました。大漁と漁の無事、家内安全を祈って、昔からこの舞根湾に受け継がれてきた正月の行事「唄い上げ」、この地区では「ヘイヨーエー」とも呼ん…