2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2013/1/31

震災前は広い干潟が広がっていた舞根湾奥も、大地震の地盤沈下で1メートルほど深くなり、今は潮が引いても海底が現れることはありません。二本の舞根川がそそぐこの汽水域は、毎年春に天然のアサリが湧くほどたくさん取れ、多くの潮干狩りの人たちでごった…

2013/1/31

牡蠣で花束を(笑)。少しずつ雪解けの水が入り、春の気配の海の中で、貝先をすくすくと伸ばす牡蠣。触るとハラハラと崩れてしまう、危うく脆い、でも美しい牡蠣の「新芽」です。皆さんにはどう見えるかな?

2013/1/30

牡蠣は貝先を伸ばしはじめ、ホヤぼーやもゆっくりと、すくすく。今日も風は冷たいが、海の中は、静かに春の気配。

2013/01/19

久しぶりの外出で、お世話になっている岩手県一関市の酒蔵「世嬉の一」(せきのいち)の蔵元レストランを訪ねました。蔵造のレストランの他、絶品の地酒(生酒がおすすめ!)、カフェや地ビール製造販売、『若菜集』の時期に一ノ関に滞在していた若き日の島崎藤…

2013/01/18

カキを運ぶトラックを山からキツネが見送ってくれました。タヌキやシカや白鳥も来たけれど、キツネは久しぶりだなあ。ぴょこん、ぴょこんと振り向きながらその場に留まってこちらを眺めています。寒かろう、寒かろう。今日もカキ剥きだ。

2013/01/17

今朝の冷え込みも仮設から浜に通うおばちゃん達には「おっかねえ」もの。昼には緩んでお日様があったかい。朝六時過ぎに車でつるつるに凍った峠を越えてやって来る、運転の苦手なおばちゃん。恐る恐る無事に浜に車を止めると、待っていた他のおばちゃんだぢ…

2012/12/16 @tweet

明けの明星と仲良く揺れる、この頃の眉の月。おんちゃん達が牡蠣揚げに海へ出だあどの仮設工場の灯りと並んで、何だがとっても凛々しいんだなあ。海がら湯気があがるほど海の上は寒んむいげんとも、やっぱりこういう朝がつづぐのがほんとに嬉しいんだなあ。…

2012/12/31(大晦日の願い)

「仮設さ神棚ねえがらっさ、何にも用意するものねくて、楽でいいのっさ!、、、」って、カギむぎながら笑うおばちゃんだぢに、早ぐ前のような慌ただしい正月ば迎えでもらいてえのっさ。来年も、その次の年も、その次の、、、って、何年先になるが分がんねえ…

2013/01/14

凍てつく朝の舞根湾に白鳥の親子が、気持ちよさそうに佇んでいました。海から揚げてきたカキを一緒に洗いながら、おんちゃんに聞いたら、「その昔は二十羽ぐれえ毎年来ったんだげんとも、最近はほとんど来ねえようになったなあ。津波のあどになってまだ来る…

舞根湾の「唄い込み」が戻ってきました。

津波の前、毎年1月15日のどんと祭の夜には舞根の湾に子供たちの歌い上げる「大漁唄い込み」が響き渡っていました。大漁と漁の無事、家内安全を祈って、昔からこの舞根湾に受け継がれてきた正月の行事「唄い上げ」、この地区では「ヘイヨーエー」とも呼ん…

『カキじいさんのブルターニュ紀行 (カキを愛するひとびと〜カルナック〜編)』

2012年10月5日 南ブルターニュ、キブロン湾を望むカルナック(Carnac)で迎える二日目の朝です。窓から海を眺めると、鳥が風に流され、波間に係留してあるヨットも木の葉のように揺れて、海上は風がとても強うそう。さすがに海辺を散策する人もまばらです。…

「カキじいさんとしげぼう」ロシア語版が出版されました!

水山養殖場 カキの森書房より「カキじいさんとしげぼう」ロシア語版(Дед Устрица и Сигэбо)(畠山重篤 文、徳田秀雄 絵、アンドレイ・グラチェンコフ 訳)が出版されました!※定価1260円(税込)、送料別途(日本語版、英語版、フランス語版、ロシア語版と…