歴史風土

第一回「おすばで!舞根キッチン」を開催しました!(第38回復興サポーターズ活動)

第一回「おすばで!舞根キッチン」を開催しました!(第38回復興サポーターズ活動) 初めての試みでしたが、参加者の皆さんのご協力で、思いのほか(笑)、楽しくとても充実したイベントとなりました!地元の食材を自分たちで集め、地元のレシピで、地元のおば…

第一回「おすばで 舞根キッチン」メニュー決定!(第38回復興サポーターズ活動)

第38回復興サポーターズ活動から開催を予定している「おすばで 舞根キッチン」!「おすばで」とはこの地方の方言で「酒の肴」の意で、海辺の仮設工場を借りた料理教室を水山養殖場 復興サポーターズ活動に組み込んで、毎月もしくは隔月で開催します。先生は…

舞根湾の「唄い込み」が戻ってきました。

津波の前、毎年1月15日のどんと祭の夜には舞根の湾に子供たちの歌い上げる「大漁唄い込み」が響き渡っていました。大漁と漁の無事、家内安全を祈って、昔からこの舞根湾に受け継がれてきた正月の行事「唄い上げ」、この地区では「ヘイヨーエー」とも呼ん…

三陸・関東大震災に寄せて

三月十一日午後二時四十六分。三陸沖を震源とする大地震があり、大津波警報が発令されました。地震の大きさから三十年以内に九割の確率で起こると言われていた三陸沖津波か、と覚悟を決めました。私の経験の中で最大の津波は、五十年前のチリ地震津波です。…

一朶(いちだ)の雲

年が明け、今年もカキじいさんの放浪の旅が始まりました。まずは四国の松山からです。 NHKテレビの連続ドラマ「坂の上の雲」の主人公、秋山好古、真之兄弟、正岡子規の故郷です。もともと夏目漱石の「坊ちゃん」の舞台としてメジャーな観光地ですが、司馬…

リースと海鞘(ほや)と山ぶどう

気がつくと来週はもうクリスマスですね。四人の孫たちがクリスマス・リースをつくる蔓(ツル)をとりに行きたいと言い出したので、付き合いました。リアス式海岸は森と海が直近にくっついていますから、リースの材料はいくらでもあります。 まず、目につくの…

「コキーユ・サンジャック」

牡蠣の出荷だけでも多忙なシーズンなのですが、もう一つ多忙な要因が重なりました。「帆立貝の子ども」が届いているからです。 北海道の日本海側、石狩川が注ぐ小樽の海で育ててもらっている帆立です。子どもと言っても昨年の春に生まれたものを一年育てたも…

森の神と海の神

地表に水満ちるまでの刻想う 杳い時間と誰か呼ぶべき 夜も明けやらぬ気仙沼湾口で、肌を突き刺す冬の季節風を真正面に受けながら、遙か彼方に見え隠れする霊峰室根山に向かって手を合わせている白装束に身を固めた漁民の姿があった。やがて、小船の魚槽(か…

あずさ丸

カキじいさんの養殖場には何隻かの船があります。仕事に使うのはもちろんエンジンの付いた動力船ですが、そのほかにエンジンの無い昔ながらの「櫓」(ろ)で漕ぐ木造の和船が三隻あります。一、二、三号あずさ丸です。 あずさ、ってどこかで聞いたことがありま…

賢治と医学

七月末、カキじいさんは第二十九回歯科医学教育学会学術大会で特別講演のため盛岡に居りました。どうしてそんなところへカキじいさんが、、、、とお思いでしょうか。いろいろ歴史があるのです。 グスコーブドリの伝記と出会った五十年前、家のすぐ近くに東北…

カキじいさんとしげぼう

平成16年、花巻市の宮沢賢治研究会から連絡がありました。「森は海の恋人運動」を続けていることに対して、宮沢賢治イーハトーブ賞が決まりました。授賞式に出席していただけますか?」というのです。 えっ、、、宮沢賢治とどんなつながりがあるのだろう?と…