舞根湾 56年間の地形変化と人の営み

私達の故郷、舞根湾の56年間の変化。

五十年前は海だったところを埋め立てて人が住み、震災によって地盤が沈んでまた海に。

五十年前はカキ養殖イカダは少なく、徐々に増え、消えて、また新たに。

たった50年ほどの時間の経過の中に、地形と人間の生活の変化を見ることができます。人間は大地と海に場所を借りて生きている。この感覚は忘れてはならないと思います。

自然への「畏敬、畏怖」。「恐れる」だけとは違う「この感覚」を、是非、自然科学を学ぶ学生の皆さんに伝えたいのです。

1947〜2011/3/13(震災直後)


2012/3/19(震災の一年後)

文・畠山耕