第17回「目黒のさんま祭」のご案内

魚市場のカレンダー、九月の挿絵はこぞって「さんま」。気仙沼港もさんまの水揚げに活気づき始めました。震災当年の昨年は例年の2割ほどの水揚げにとどまりました。今年は漁港のかさ上げや周辺の復旧工事、また冷凍冷蔵設備や製氷設備など関連産業の復旧が…

2012/08/25 No32

2012/08/25 No32第32回復興サポーターズ活動報告。今回は以前ご参加頂いたお父さんがご家族を連れての2回目、また 全国で干潟や自然を守ったり、地場の木材を活用をすすめておられる皆さんのご参加。暑い中ですが、今日は8月30日にこの浜で行われる送…

2012/08/18 No31

2012/8/18 No31 第31回復興サポーターズ活動。今回は東京、神奈川の小学校の先生たち、海洋を研究する東京の大学生、青森は三沢市の青年会議所の皆さん、水山養殖場に馴染みの元カキ研究所員のご参加です。すごい雷!とスコールを避け、浮桟橋でカキじいさ…

2012/08/30

八月三十日は舞根の浜の三十日盆。日も暮れて、空には満月。提灯が海に映る幻想的な時間。震災当年の去年は急ごしらえで、避難所から集まった皆も慌ただしかったけど、震災から一年半過ぎた今年は皆の都合、生活も様々。どれほどの人が集まるかと思えば、ほ…

2012/8/28

ホタテの出荷が始まる前の早朝、今日はおんちゃん、おばちゃん、みんな総出でカキの温湯作業。色々な生き物が付いたカキを「お風呂」に浸けて、殻をきれいにします。口を固く閉じたカキだけが、わずかな時間ならお湯の中でも平気。殻も固くなり、大きく育ち…

2012/8/27

んっ?!おんちゃんだぢ、竹を組んで、海の見える丘に何か建て始めたぞっ。速い速い、みるみる骨組みが出来ていきます。「イガダば縦に作んのど同じだべっ!」なるほど、言われてみれば。さて何が出来るのかっ!?

2012/08/09

子供たちがつくってくれた、何だか分からないけど、やたら美味しそうなもの。腹減ったなあ。

水山養殖場「復興オーナー」新規募集の終了について

<<水山養殖場 「復興オーナー」新規募集の終了について>>昨年7月より募集してまいりました水山養殖場「復興オーナーズ&サポーターズ」も現在まで946口、586名のオーナー様ご登録、延べ500名の復興サポーターズ活動へのご参加を賜りました。皆様からお…

高台へ建てる工場や倉庫、住宅の木材を加工するための作業場の工事が始まりました。やっとここまで来たか。下手には製材所。その海側にある桟橋を直せば、木を切り出す森から製材所、木材加工場、海へつながる桟橋までが一連に。建物だけじゃなく、まるで木…

2012/08/01

瓦礫になって形が無くなっても、撤去されて基礎だけになってしまっても、そこは誰かの家、誰かの工場、誰かの場所。無闇に立ち入ったり、記念に物を持って帰ったりするのは礼儀に欠ける行為。お願いです。人の立場になって考えてみることを、被災地を訪れる…

「ねえねえ、夏休みだがら、はも釣り(穴子釣り)に連れでって!」「んだなあ、明日の晩な。」「餌は?」「烏賊だなあ。まず、烏賊を釣りにいくが。」「烏賊はどうやって釣るの?」「海老を餌に釣るが。じゃあ、明日朝、海老捕りに行ぐが。」「はも(穴子)は烏…

2012/7/28 No30

2012/7/28 No30 震災後、昨年9月から始めた復興サポーターズ活動も第30回目を迎えることができました。オーナーの皆様、活動にご参加頂いた皆様に心から感謝を申し上げます。今回は、オーナーを代表者とする3グループ11名の皆様。二組は以前もご参加の皆…

震災による地盤沈下で湿地や池に変化した道沿いの宅地や、川の回りにたくさんのメダカが住み着き始めました。今までの住みかだった田んぼは、沈下して低すぎ、塩分が濃すぎて海水系の生き物に譲ったのか。メダカ達も集団移転だなあ。防潮堤をつくろうなんて…

誰かが子供達に水槽をプレゼントしてくれたらしい。震災で大きい水槽はみんな割れてしまったからなあ。ありがたい。入れるのは、みんな海の魚。シマカツカ、オウゲのこっこにナベカ、エビ、カニ、何だか分からないきれいなのも一杯入れたねえ。カキの塊を入…

2012/6/23 No.27

2012/6/23 No27今回のご参加は大阪の(株)東野材木店の皆さん。社員総出でご参加です。ご家族が中心のとてもアットホームでチームワーク抜群の皆さん。さあ、がんばろう! 材木店でユニックを操縦している「名手」が、仮設工場の裏で伐採した木を運んでくれ…

2012/07/18

今は何にもねえただの砂利道。数十メートル先には立派な嵩上げ舗装道路があるんだげんとも、何でかその手前でウィンカー上げでしまうんだなあ。こごは今でも鹿折の「かもめ通り商店街」。今は誰も通んねえ、ただの瓦礫だらげの道だげんとも、おらには今でも…

2012/07/17

「あがげじんちゃん」(あがげ(屋号)のじいちゃん)が亡くなった。おらだぢが子どもの頃に船さ乗ってだおんちゃんだぢの最後の人。小せえ頃は、うぢの茶の間で酒飲みながら酔っぱらって怒ってばっかり、うぢのじいさんが隣で合いの手入れながら“あはははっ…

第61回「気仙沼みなとまつり」のご案内

<<第61回「気仙沼みなとまつり」のご案内>>今年はメインの会場が海から離れた内陸部での開催となりました。個人的には複雑な気持ちもありますが、安全上の問題で運営にご苦労が多々あり、開催できることに皆さんのご尽力、本当に感謝です。成功させま…

「Louis Vuitton × 森は海の恋人」

去る6月20日、当養殖場ならびに「牡蠣の森を慕う会」「NPO法人森は海の恋人」を通じて、養殖業・水産業の震災からの復興と「森は海の恋人運動」をご支援頂いているルイ・ヴィトン社の皆さんが、震災の爪痕や復興の様子を視察するため、私たちの舞根湾へと…

「復興オーナーズ&サポーターズ」活動報告(水山養殖場、牡蠣の森を慕う会)

水山養殖場「復興オーナーズ&サポーターズ」 「Owners&Supporters Letter Vol.2」を発行しました。全9ページ(PDF版)はこちらからご覧ください。 http://mizuyama-oyster-farm.com/owners&supporters-letter.html

2012/07/11『栗の木ば伐る、ということ』

裏山の高いどごさ拓いて、養殖や出荷で使うでっかい冷蔵庫だの綱だの置ぐどごと、皆が住む家ば何軒か建でんだって木ば切って来た。復興サポーターズの皆さんに手伝ってもらって、木ば片付けで、一昨日やっと山の造成ば始まった。谷を埋めで平らにして、広ぐ…

畠山重篤<書評>

森は海の恋人 牡蠣の森を慕う会 畠山重篤 <書評>『美しきエビとカニの世界』 杉浦千里画 朝倉彰解説本よみうり堂YOMIURI ONLINE(読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20120702-OYT8T00531.htm 美しきエビとカニの世界 杉浦千里博物画図鑑作者…

第15回はこだてロシアまつり「森のロシア、海の日本」 、畠山重篤講演会のご案内

<第15回はこだてロシアまつり「森のロシア、海の日本」 ならびに、畠山重篤講演会のご案内>畠山重篤著、絵本「カキじいさんとしげぼう」のロシア語版の出版に際し、翻訳にご協力いただきましたロシア極東連邦総合大学函館校を会場に開催される第15回は…

第!?回「大工の飲み口」『特別純米 浜娘』(岩手県大槌町赤武酒造)。浜の娘はキリッと辛口、大槌(おおづち)生まれ。盛岡の醸造所を借りて作った酒、津波に負けない心意気の味だねえ。織姫の嬉し涙か、雨の七夕。さあ、今宵はじっくり呑みますか。

<水山養殖場 復興オーナーの新規募集の終了について>

<水山養殖場 復興オーナーの新規募集の終了について>昨年7月より募集してまいりました水山養殖場「復興オーナーズ&サポーターズ」も現在まで885口、509名のオーナー様登録、延べ400名の復興サポーターズ活動へのご参加を賜りました。お陰様で今月よりオ…

2012/06/30

慰霊祭。おばあちゃんが逝った気仙沼湾の河口の介護施設が解体される。津波翌日、舞根峠と瓦礫を乗り越えて親父と着いたらでっかい船が川に上がってで、鹿折は火の海。炎と重油の煙と津波を避げで、たどり着いた先の施設には、六十人ほどが二階の二部屋にぐ…

畠山重篤<書評>

森は海の恋人 牡蠣の森を慕う会 畠山重篤 <書評>『ハキリアリ』 バート・ヘルドブラー/エドワード・O・ウィルソン著本よみうり堂YOMIURI ONLINE(読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/book/review/20120611-OYT8T00666.htm?from=twハキリアリ (ポピュラ…

第26回 復興サポーターズ活動(2012/06/09)

第26回 復興サポーターズ活動(2012/06/09)今回は5度目のご参加、ブリヂストングループの皆さん。午前中は、雨霧の舞根湾に浮かぶ新しい浮桟橋小屋で、カキじいさんの「森川海の朝一講義」。ご挨拶の予定が、、、話に力が入っちゃった!?ハナも講義に飛…

畠山重篤 「鉄は魔法つかい」(小学館)のご紹介

カキじいさん(牡蠣の森を慕う会代表 畠山重篤)の小学校高学年から大人向けの本「鉄は魔法つかい」(小学館)が第59回産経児童出版文化賞(産経新聞社賞)を頂きました。森から川を伝って海へと注がれる森の恵み、特に「鉄分」が私たち生き物にとってどう…

2012/06/08

この舞根湾に計画されていた9.9mの防潮堤の建設が、私たち住民たちが昨日提出した嘆願書を受け入れる形で撤回されることになりました。住民といっても、元の52軒のうち44軒は今はなく、ほとんどが山の上の仮設住宅に居ます。この小さな私たちの浜は…