2012/7/28 No30
2012/7/28 No30
震災後、昨年9月から始めた復興サポーターズ活動も第30回目を迎えることができました。オーナーの皆様、活動にご参加頂いた皆様に心から感謝を申し上げます。
今回は、オーナーを代表者とする3グループ11名の皆様。二組は以前もご参加の皆さん。浜の復興の様子、過程を見続けて頂ければとても嬉しい。
午前中は地盤沈下で新しく生まれた干潟の瓦礫清掃作業。30℃近くの夏空の下、汗だくの作業、お疲れ様でした。
この日の午後には、震災後初めて、NPO森は海の恋人主催のこどもサマースクールが開催され、浜に再びたくさんの子供達を迎えます。
より安全に楽しく体験学習ができるように、皆さんにご協力いただきました。ありがとう!
何度も清掃をしていますが、まだまだたくさんの瓦礫が散乱し、埋まっていました。子供達がけがをしないように、細かな電線や針金、ガラスの類も丁寧に拾っていただきました。
作業している間も、あちこちに魚や貝やエビ、カニ、鳥たちが動き回り、皆さんの目を楽しませます。
さあ、午後には子供たちが来ます。暑いけどもう一息。
作業終盤、だんだん潮が高くなってきて、以前の生活道だった岸壁にも海水が乗ってきました。苔で滑るから気を付けて。
道の右側が依然干潟だった場所。今は常時水深以上の海底に。さあ、間もなくここも海に戻ります。そろそろ桟橋でお昼にしましょうか。
午後一番は、船でカキの成長を見て頂きます。震災前年に石巻で取れた種カキを、昨年夏に海に提げ、大きく大きく育ちました。
皆さんにお届けできるまで、あと少し。今年の秋から来春にかけて、の予定です。
暑い日ですが、風を切って進む船で少しの間、涼んでいただけたかな?
桟橋小屋に戻って、さあ午後の作業。たわわな牡蠣のかたまりを一つ一つ丁寧にくずして、掃除をします。
一粒一粒が植物プランクトンを沢山食べられるように、一定数ずつ丸籠にいれて、再び海へ。
作業して頂いたのは震災後の7月に石巻でとれた種カキ。一年でここまで大きくなりました。まだ殻が薄いので、割れない様に慎重に、慎重に。
カキのかたまりは生き物の大事な棲家。小魚やエビがピョンピョンと作業台に跳ね出します。
掃除は大変だけど、これも森、川、海の一連の自然環境が健全になってきた証拠。嬉しいことです、、、が作業は大変、大変。
午後から始まったNPO森は海の恋人主催のこどもサマースクールにたくさんの気仙沼の子ども達を迎えることができました。早速、鳴き砂の九九鳴き浜で生き物探しや水浴びにはしゃぐ子供達。
不自由な生活を余儀なくされている子供たちも多いが、元気に遊びまわるのを見るのは、私たちもとても嬉しい。
サポーターズの皆さんにお手伝い頂いて少しずつ安全にきれいになってきたこの自然の中で、たくさんのことを感じて行ってもらいたいなあ。
サポーターズの皆さんも子供達の様子に目を細めます。ようやく子供たちの元気な声がこの浜に戻って来ました。本当にありがとう!