畠山重篤 新著 『牡蠣とトランク』 出版記念イベントのご案内
畠山重篤 新著と、発刊記念イベントのご案内です。
『牡蠣とトランク』 (ワック) (1500円+税)
《紹介》
畠山重篤(はたけやま しげあつ)
1943年上海生まれ。宮城県気仙沼湾でカキ・ホタテの養殖業を営む。1989年に「森は海の恋人」運動を始め、この漁民による植林活動は各方面で高く評価される。2012年に国連より世界で5組の「フォレストヒーローズ」に選出。
パトリック‐ルイ・ヴィトン(PATRICK-LOUIS VUITTON)
1951年生まれ。創業者ルイ・ヴィトンの直系5代目にあたる。1973年、一般人としてパリ郊外のアニエールにある工房に入社。ヴィトン家の伝統を引き継ぎ、同工房の責任者を経て、現在、ルイ・ヴィトン、スペシャルオーダー部門及びサヴォアフェールのコミュニケーション責任者。水彩画の名手としても知られる。
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畠山重篤&パトリック‐ルイ・ヴィトン トークショー
日時 2015年7月1日 (水) 18時30分〜(開場:18時)
会場 八重洲ブックセンター 8Fギャラリー
募集人員 100名(申し込み先着順) ※定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込方法
▼参加条件 : 対象書籍『牡蠣とトランク』(本体1,500円+税)ご購入。(発売日:6月24日)
▼申込方法 : 1階カウンターにて参加整理券のご予約を承ります。
(参加整理券1枚につき、お1人のご入場とさせていただきます。)
お電話によるご予約も承ります。(電話番号:03−3281−8201)
主催
主催:八重洲ブックセンター 協賛:ワック
イベントホームページ http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/6877/
東日本大震災から奇跡の復興を果たした気仙沼湾の牡蠣養殖。
壊滅した牡蠣養殖が早期に再開できたのは、フランスを発祥とする世界的ブランドのルイ・ヴィトンが深く関わっていたのです、、、。
「水山かき」 「水山ほたて」の一般販売を再開いたします!
平素、多大なるご支援、お引き立てを賜り誠に有難うございます。
東日本大震災からの復旧、事業再開に際し、多大なるご支援とお励ましを賜り、改めて心より御礼を申し上げます。
牡蠣、帆立の一般販売につきましては、長期に渡り、貝毒、ノロウィルス等の要因により延期して参りましたが、6月中旬迄の大変限られた期間ですが、一般販売を再開できる運びとなりましたので、皆様へご連絡を申し上げます。
雪代水を受けて、気仙沼湾、舞根湾の牡蠣、帆立もその貝先をぐっと伸ばし、身入りを増してまいりました。皆様のご利用を漁民一同、心よりお待ち申し上げております。ご注文はホームページ、FAX、電子メールをご利用いただけます。<<ホームページ>> http://mizuyama-oyster-farm.com
(検索は「水山養殖場」)<<FAX>>
ご注文用紙を下記よりダウンロードしてご利用ください。
FAXorer20150401.pdf
ようやく春の足音が響く三陸リアスの海辺より、皆様の元へお届けします!
http://mizuyama-oyster-farm.com
六月中頃までの大変短い期間ですが、牡蠣・ホタテのネット販売を開始いたします。
ようやく春の足音が響く三陸リアスの海辺より、皆様の元へお届けします!
カキの森書房も合わせてご利用くださいね(^^)。海外からのご注文、発送も承ります。(書籍のみ)
畠山重篤 森川海の<書評>
(1)『野口雨情伝』 野口不二子著(講談社、2762円)
(2)『ルイ・ヴィトン 華麗なる歴史』 ポール・ジェラール・パソル著(河出書房新社、1万6000円=岩澤雅利ほか訳)
(3)『ヒラメ・カレイのおもてとうら』 山下洋著(恒星社厚生閣、2600円)
(1)大津波で亡くしたお袋が野口雨情の童謡が好きだったので手に取った。直孫の不二子さんの筆は冴さえ、詩人の血筋を感じさせる。
- 作者: 野口不二子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 単行本
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(2)大震災支援でルイ・ヴィトンと接点を持つことに。本書を紐ひも解き、その歴史と、ヴィトンの語源が“石頭”であることを知るとあのモノグラムのデザインが身近なものになる。
[rakuten:book:16174185:detail]
(3)バリバリの魚類学者がこんな面白い本を書けるとは意外。孫と読んだらヒラメの勉強をしたいと言い出し頭をかかえている。
ヒラメ・カレイのおもてとうら-平たい魚のウラの顔 (もっと知りたい! 海の生きものシリーズ)
- 作者: 山下洋
- 出版社/メーカー: 恒星社厚生閣
- 発売日: 2013/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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書評委員の役得
読売新聞の書評委員になって二年目を迎えました。
政治学者、経済学者、社会学者、宇宙物理学者、ユーラシア史家、比較文学者、万葉学者、西洋美術史家、作家、女優、漫画家、ノンフィクション作家、評論家、エッセイスト、などのいろいろな肩書きのなかでも、「カキ養殖業」という肩書きは何だか不思議な響きのようです。講演会や会議などであちこちに出向きますと、書評を楽しく読んでますよっ!と声をかけられる機会が多くなってきました。でも、残念なのは、めったに本職のカキの本が出てこないことです。
書評委員の役得は「検討本」と称して、自分の読みたい本を家に送ってもらえることです。
カキじいさんは魚、虫、鳥、動物の図鑑、地図なども検討本にさせてもらっています。大津波でカキじいさんの海辺の書斎が流されたため、本をすべて失ってしまったためです。
津波の後、待ちに待った新しい書斎がようやくできました。堆く(うずたかく)積まれた大好きな本の山を眺めていたら、「おじいちゃんの目、前よりもっと細くなってきたねっ!」とは、とった魚をバケツに入れて自慢げに見せに来る孫の談。
書評を書くペンの走りも上々です。