12月10日のシェフの集い「ゴブラン会」の皆さんによるフレンチの炊き出し。東京や仙台のホテルで数日前から仕込んで来たお料理を、シェフ総出で運びます。出来立ての舞根集会所では、裏山から切り出し、子ども達が飾りつけしたヒバのツリーでお出迎え。

気温一桁の舞根の海辺のテーブルにクリスマスケーキを並べます。寒さもそっちのけでサンタと柊を飾り付け。さあさあ急いで、もうすぐ仮設から舞根の皆がやって来る。

海辺にこしらえたテントの即席厨房に、クリスマスのお客様をお迎えするローストチキンが並びます。チキンもソースも付け合せのお野菜も、出来立てのほっかほか。さあ、ボランティアの皆さん、出番ですよ!

集まった舞根の皆に、ゴブラン会代表の中村シェフを紹介するカキじいさん。フランスで六月に開かれたチャリティー・ガラ・パーティーでご一緒した時、いつか必ず唐桑で!と約束したフレンチ・プレゼント。果たしてくれましたね、心より感謝します!

ホタテの作業を終えて、集会所に続々集まる舞根のみんな。「いらっしゃいませっ!」とシェフ達が自らお出迎え。『レストラン舞根』へようこそ!「カッパに長靴だげんとも、良いんだいが、、、?」あははっ!かあちゃん、おらだぢのレストランだよ!

『レストラン舞根』は大賑わい。ボランティアやNGOも一緒におんちゃん、おばちゃん達と「うんまいねえ!」離れた仮設から久しぶりに集まって、楽しいおしゃべりは尽きません。「うんまいっちゃ!ハイカラなんだもの!」とはカキじいさん(笑)。

瓦礫撤去が始まった舞根集会所の周辺には幼稚園の子供たちを呼べないな、ということでお借りした子供たちの会場。お借りした会場も津波で浸水したが、一早く再開した「民宿なぎさ」のおんちゃん、おばちゃん。心から感謝です。子供達と一緒に、ありがとう。

子供達を迎える会場の民宿で、厨房をお借りしてランチの準備に忙しいシェフたち。厨房は戦場とはよく言ったもの。陣頭指揮を執る中村シェフの厳しい声が飛びます。民宿のおばちゃん達も雰囲気に圧倒されっぱなし。さあ、子ども達が待ってますよ!

大きな口でローストチキンをパクリッ!うんまいがぁ?!

ナイフとフォークで上手だね!

クリスマスランチ・プレゼントの夜は満月。穏やかな海も、あの日の海も、同じ唐桑の海。厳しいが、受け入れよう、受け入れよう。